八甲田山登山 2011年9月10日
今日は八甲田山へ。初めの予定では、八甲田登山は明日で、今日は登山口の宿まで行くだけで、
朝10時台の列車に乗る前に大沼公園でゆっくりするつもりでしたが、
昨日のうちに大沼公園は回り尽くしてしまったので、夕方にこの先の予定を変更。
朝一番の列車で出発して今日八甲田山に登ってしまい、明日は奥入瀬渓流を歩く予定を追加することにしました。
今朝も5時台に起き、外は晴れ間も見えているので、出発前にもう一度大沼湖畔からの眺めを見て回ってから、
宿の朝食前の、6時39分発の普通列車で出発。朝食は昨日買っておいたパンと果物で済ませました。
八甲田山へ向かうバスは、青森駅9時30分始発の「みずうみ4号」。
青森は晴天で、バスの車窓からは目指す八甲田山の美しい姿が見え、今日の登山に期待を抱かせます。
と言うわけで、今日の予定は、ロープウェイで田茂萢岳に登り、赤倉岳・井戸岳を経て最高峰の大岳を究め、
上下の毛無岱を通って酸ヶ湯に下り、一風呂浴びてからバスで宿へ、というコースです。
10時52分にロープウェイ前停留所で下車。
直ぐ近くにある今夜の宿「八甲田リゾートホテル」に寄って荷物を預け日帰り登山の装備になって出発。
ロープウェイで高度を稼ぎ、山頂駅から11時35分に歩き始めました。
歩き始めてから徐々に霧が掛かるようになってきたのが、やや気掛かりです。
山の上は半袖で寒くはないものの、草木は早くも色付き始め既に秋の気配が感じられます。
田茂萢岳から赤倉岳を経て井戸岳あたりまでは霧の掛かる頻度はさほどではなく、
13時頃に通過した井戸岳からは最高峰の大岳〜高田大岳への稜線がまだ見えていたのに、
肝心の大岳への登りに掛かる頃から霧勝ちになって、頂上に着いた時にはすっかり霧の中。
13時25分に到着してから弁当を食べながら霧が晴れるのを待ちましたが、
40分待っても一瞬とて晴れず、バスの時間の都合もあるので、やむを得ず頂上からの眺めを得るのは諦め14時10分に下山開始。
毛無岱はもう秋の色一色、すれ違う人とて無い木道の周囲は一面黄色く色付いています。
晴れていれば後ろに見えるはずの今下りてきた大岳をはじめとする八甲田の主峰の山々は霧の中。
午後4時に酸ヶ湯に着こうとする寸前、雨が落ちてきました。山の上で雨に遭わなかったのは不幸中の幸いです。
バスの時間まで40分ほどあったので、酸ヶ湯の名高い「ヒバ千人風呂」で疲れを癒すことができました。
楽しみにしていた宿の夕食の「先付け」に、「いくじ茸」と「さもだし」という、珍しい地元のキノコが出たので、
今日の気分は晴れのち曇りのち再び晴れ。